班長ご挨拶

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体の隅々まで張り巡らされた血管は酸素や栄養分を絶え間なく供給し、生命活動を維持しています。血管炎は血管の壁に炎症が起こり、血管の狭窄(狭くなる)、拡張(広がる)、閉塞(途絶する)、出血などによって様々な臓器のはたらきが障害される病気です。血管炎は一種類の病気ではなく、代表的な病気だけでも十種類以上が知られており、総称して血管炎症候群と呼ばれています。

血管炎が障害する血管の部位によって、目に見える症状も異なってきます。また、最初は一部の症状のみしか出現せず、時間の経過とともに症状が出そろってくる場合もあります。そのため、血管炎の診療には複数の診療科の協力が必要不可欠です。難治性血管炎に関する調査研究班は、血管炎診療に携わる国内の代表的な基礎医学研究者および臨床医学研究者が協力し、血管炎に対する難病対策の向上および難病支援体制の充実を目指して活動しています。臨床医学研究者としてさまざまな診療科の専門家が参加し、多彩な血管炎症候群に対応できる構成をとっています。また、平成29年度からは、小児科領域の血管炎の専門家も参加し、小児から成人までの一貫した研究体制を整えました。さらに、血管炎の研究を進めるためには血管炎の患者さんのご協力も必要不可欠であり、本研究班には全国膠原病友の会の会員の皆様にもご協力を頂いております。

本研究班が担当する指定難病は、顕微鏡的多発血管炎、多発血管炎性肉芽腫症、好酸球性多発血管炎性肉芽腫症、結節性多発動脈炎、高安動脈炎、巨細胞性動脈炎、悪性関節リウマチ、バージャー病、抗リン脂質抗体症候群です。それ以外の希少性難治性血管炎疾患も本研究班の対象疾患となります。これらの疾患の診断基準や重症度分類の作成、診療ガイドラインの開発、国民への啓発活動などを順次進めて行く予定です。本研究班の予定ならびに成果に関する情報を、このホームページを通じて全国の医療関係者の方、血管炎の患者さんとご家族の皆様に提供して参ります。どうぞ有効にご活用ください。

厚生労働科学研究費補助金難治性疾患等政策研究事業(難治性疾患政策研究事業)
難治性血管炎に関する調査研究班 研究代表者
東京女子医科大学附属膠原病リウマチ痛風センター特任教授
針谷 正祥
研究代表者 針谷正祥 ご挨拶
血管炎各疾患の解説
医療従事者向け 一般向け
ウェブ版血管炎病理アトラス 診療ガイドラインのクイックリファレンス 血管炎病理診断コンサルテーション
関連機関・リンク
難病情報センター 厚生労働省 難病対策